もう一つの教習
2007年01月30日
by 鎌谷 律脩
「もう少し早く合図を出さないと・・」「はい!すいません!!」 実質11日間に及ぶ教習所通いを終え、本日卒業検定で大型免許を取得いたしました。それにしてもこんなにペコペコしたのは何年ぶりだろう(笑) その様子を見たらうちの働きさん達はきっと大爆笑するだろうな、と思うほどまじめな教習生だったと自負しております(^^)v
生徒のほとんどが18歳前後の若者で、大型でも20代後半がほとんどの中、間違いなく私は浮いていたような・・・(^^ゞ しかも新年会などに出席する為、時には三つ揃えのドレススーツや派手なロングコートで登場(笑) ある教官から教習終了後に「あのー 一つお伺いしてもいいですか?職業は何をされているのですか?」という質問が・・・。
ですよねー(笑) ドレススーツ着て大型トラックを運転している人はあまり見かけませんから。「はっ? はい! 自営業です」と答えるのが精一杯でした。
やがて2段階に入りだした頃、数名の教官と仲良くなりはじめ、徐々に私の正体?も知れ渡るようになりました。アルパークや「みちなり」に近いという事もあり営業トークを交えながら、教習中や休憩中に色んなお話をさせて頂きました。約半数の教官は私より年配の方だったのですが、今時の若者論、夫婦円満のコツ?や子育てについて、仕事に対する事など様々な内容でありました。
そんな中、ある一人の教官から言われた言葉がとても印象的でした。それは「子供に対しては、感情(悪い意味)で態度を表すと、子供は逃げ場が無い」というお話。どういう事かと申しますと、例えば子供が何かをする。その事に対し、普段は何も言わないのに、自分(親)の都合が悪い時に限って感情で叱ってしまう時など。その時に使われる言葉の一つに「分かったね!」 すると子供は納得も理解もしていないのに「もー わかったよ!」というやりとり。子供は無理やり言わされているだけで、「分かったね!」は実は親側が正当性を自分自身で確認している言葉である、というお話でした。 家に帰ってその話を振り返ってみた時、例えば普段は「明日学校でしょ。子供は早く寝なさい」と言う。でも自分の好きな番組を一緒に見ている時は言わない事があったり・・・ 例えば仕事においても 「これを今回教えたから次回はできるな」と言う。次回できなかった時に「前回教えただろ!」とやってしまう・・・
俺は教えた。と言うのは自己の確認作業であり、相手の中に入っていなければ、教えていないという事になってしまう側面もあるのではないか? という問いかけ。どうして覚えられなかったのかという原因を、感情ではなくどうすれば覚えられるのかを一緒に考えるのも教育のあるべき形の一つなのかもしれませんね。だからといって仕事は厳しさも必要ですし、覚えてこない事を正当化するつもりはありませんが・・・
いずれにしましても、大型免許を取る為の教習だけではなく、このようなお話を聞かせて頂いた事で、とても実り有る11日間となりました。本当にお世話になりありがとうございました。





