夢
2008年12月18日
by 鎌谷 律脩
今から17年ほど前、転職で入社した会社の企業研修で、「夢」について議論をした事がありました。「将来は○○になりたい!」といった具体的な話、「とにかく幸せになりたい」みたいな抽象的な話、中には「夢はあくまで夢」「夢は語った瞬間夢ではなくなる」みたいなやりとりを覚えています。
当時議論に参加した私の夢は何だった?? 確か「将来別荘を持ちたい」みたいな事を言ったように思います・・・ なぜ?って問われたら、今でもその答はありませんが・・・(笑)
それは夢というよりも憧れだったんでしょうね。別荘を建てて、田舎暮らしを満喫したい!であったり、菜園を楽しみたい!であったら夢にもなりえるんでしょうが、ただ単に別荘を持ちたいというのはステイタスへの憧れだけであって、実際に持つと「ほんで??」で終わるのかもしれません。
つまりその夢を通じて、本質的な「何か」を叶える事、その「何か」を可視化する事で、ではそのための課題は何? それをクリアするためにはどんな行動? と進んで行き、その結果として実現が見えてきます。
という事は、「夢を叶えたい」と漠然と考えるのではなく「夢を叶える」為に、どのような取り組みを行うのか、実現するまで継続的に取り組めるのかがポイントで、そういった意味では「夢は叶う」のでしょう。
さてさて、先日私のところにある相談がありました。将来カフェを経営する事が夢という女子高生が、勉強のためにお店で働きたいと。ついては採用してもいいですかという内容でした。
採用の可否や内容はお店サイドに委ねましたが、詳しい話を聞いてびっくりしました。それは自分の足で街を歩き、飛び込みで面接を申し込んできた事。来年春から単身大阪に行き、専門学校(なんとカフェ科なるものがあるそうで)で学ぶ事が決まっているそうです。何より感心させられたのは履歴書に記載されたその動機。
「落ち着いた店内で帰りたくなくなるようなそんな空間を提供する側になりたいからです」
今まで何千という履歴書を見てきましたが、18歳の女の子で、ここまで明確に意思表示がなされている履歴書は滅多に見ることがありません。なにより行動が伴っているがゆえ店のメンバーも共感したのでしょう。「一緒にやります」と報告を聞きました。
彼女の夢、それはカフェを経営する事。本質的な何か、それは帰りたくなくなるような空間を提供する事に喜びを見出している事。
そのために今できる事。実際にお店で修業する事。やらなければならない事。これから学校で学ぶ事。
結果は誰にもわかりませんしこれからも課題は山積みだと想います。しかし夢を実現するため確実に階段を登っている彼女と接した時、私は大いなる可能性を感じ入りました(^^)v
がんばれ!Tさん!!





