設定の仕方・・・3
2010年01月21日
by 鎌谷 律脩
旧態依然としたビジネスモデルではもはや継続さえもできないような市場環境ではないか・・・と認識しています。どうやって需要を生み出すの? どうすれば売上が上がるの? 何より継続の源泉である利益をどうやって生み出すのか? それは「リ・エンジニアリング革命」にヒントがあるようです。
広島修道大学でお世話になっている先生からご紹介を頂き、先日山口の商工会議所でお話をさせて頂く機会を賜りました。主に弊社の事例紹介をメインの題材にしたのですが、そもそもは私の師匠から授かった「リ・エンジニアリング革命」(M・ハマー J・チャンピー原著)なるものが根本にあるため、この機会に再勉強した次第です。

お土産に頂いた山口銘菓 御堀堂の外郎
美味しく頂きました♪
提唱された時代背景は1980年代のアメリカの企業経済が不調であった頃を前提としているそうで、どのような内容かといいますと
「コスト、品質、サービス、スピードのような重大で現代的なパフォーマンスを、劇的に改善するために、ビジネスプロセスを根本的に考え直し、抜本的にそれをデザインし直す事」
この中には4つのキーワード「根本的」「抜本的」「劇的」「プロセス」がある。「抜本的」というのは、なぜ現在それを行い、なぜそれを今の方法で行っているかという根本的な質問をすることで根底にある暗黙のルールと前提を見つけ、会社はまず何をしなければいけないのか、そしてどのようにしなければならないのかを決定するということ。「抜本的」にデザインし直すということは、既存の構造と手続きをすべて無視して、仕事を達成する全く新しい方法を発明すること。「劇的」は業績において小さな改善や斬新的な改善を行うことではなく、大飛躍すること。「プロセス」は業務、人、組織構造に焦点を当てず、プロセスに焦点をあてていこうということである。
参考文献 野中郁次郎監訳による『リエンジニアリング革命』
売上-経費=利益 つまり売上を上げるか、それとも経費を少なくするのかでおのずと利益は決まってくるのでしょうが、経費を少なくする、という事は、費用対効果の側面から「削る」だけを意味しているのではなく、既存の構造や手続きを無視して、新しく「発明」する事にポイントがあり、それはまさに設定の仕方そのものが違う事を意味しているのでしょう。
その具体例として、2009年12月21日付の日本経済新聞 「経営の視点」において、サイゼリヤの取り組みが紹介されておりました。その中で店内掃除の例を取り上げていたのですが、
なぜ掃除機を使うのか?・・・ といった切り口。
「床のゴミやホコリを取り除くのだから空気まで吸い上げる必要はない。しかも掃除機は吸取り口が小さく、何度もひじを動かす動作が伴う。モップだと歩いて押すだけ。掃除機と歩数は変わらない。そこで120センチ幅にしたらひとふきで済んだ。掃除機で1時間かかる作業が30分に」
お解りのように生産性が2倍に跳ね上がった、という事例です。社員の大半は理科系出身だそうで、科学的に考える習性が身に付いていらっしゃるのでしょうが、飲食の世界では必須である「皿洗い」を無くせないか? という考察もあるそうでまさに驚愕であります。
さて、今年もスタートして早くも1月下旬に入りました。今日は午前中から春ごろに予定している新店舗のレイアウト会議が行われたのですが、その店舗創りにおける内容はまさに「リ・エンジニアリング革命」を目指しており、全てにおいて上記4つのキーワードを元に優先事項を織り込んで仕上げていこうと想っています。

レイアウト会議での一コマ 本当にこれはここ??
脳の設定に「リ・エンジニアリング」をロックオン。必ずや新しい概念が創造され、ネクストステージが見えてくることでしょう・・・続く





